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技術情報

ナノファイバーの近況

      今回は、ナノファイバーの近況をご紹介します。      応用分野 医療・細胞足場・創傷治癒・創傷被膜・人工血管・DDS・骨再生・人工角膜・神経再生 〈食品〉防腐剤 〈化粧品〉スキンケア 〈エネルギー〉電池、セパレータ 〈環境〉・濾過フィルター・吸着材・センサー 〈機能性付加〉 など多岐にわたります。     例 〈医療〉世界の再生医療市場規模は24.53%年に386億5,000万米ドルと推定され、2029年までに1,157億5,000万米ドルに達すると予測されており、予測期間(202≫続きを読む

【技術情報】キトサン/PVA混合溶液 導電率測定

研究員のつむぎです。今回は、キトサンとPVAの混合溶液の導電率について調べてみました。     研究員:つむぎMECCのナノファイバー部門に所属して2年目の研究員。趣味:科学雑誌や最新の研究論文を読むこと、空手特技:中国語      【目的】純粋なPVAは導電性が高いですが、キトサンを添加すると溶液の導電率は非常に低くなる。と論文に書いてあり、本当に導電率が下がるのか気になったため、導電率が本当に下がるのであれば他の自然由来の高分子(ゼラチン等)の紡糸に対してうまく紡糸するためのヒントにならない≫続きを読む

【技術情報】”感電しない!” 初めてのお使いの方にも”安全・安心”な装置です。

当社の装置は安全性にとても配慮しています。装置を使用中にドアを開けて触っても、電圧の立下りが速いので感電しません。(ドアを開けると紡糸は止まります。) ※撮影の為、ドアを開けた状態で作動させています。   NANON-04の詳細はこちら >>>https://www.mecc-jp.com/nano/equipment05/

【技術情報】キトサンとポリビニルアルコールを用いた電界紡糸ナノファイバー膜の機能性・抗菌性評価について

はじめまして。研究員のつむぎです。今回は文献のご紹介です。     研究員:つむぎMECCのナノファイバー部門に所属して2年目の研究員。趣味:科学雑誌や最新の研究論文を読むこと、空手特技:中国語      【目的】・医療分野への応用を目的とした、機能特性を向上させたナノ材料の開発。・キトサンと他のポリマー、アジュバンド剤(PVA、CMC、ペクチン)を混合し、エレクトロスピニング技術を利用してナノファイバーを作製する。・キトサン、PVA、ペクチン、カルボキシメチルセルロース(CMC)の配合により、≫続きを読む

【技術情報】ゼラチン・PVA複合ナノファイバートを作製しました③

前回作製したゼラチン・PVA複合ナノファイバーシートでは、シートに含まれるゼラチンの比率を約5%上げることに成功しました。今回作製したシートは前回のものからさらに約5%上げることに成功しました。 ここからまた、ゼラチンの比率を上げていけるように実験を続けていきます。(PVAは洗濯のりやコンタクトレンズの装着材、錠剤の結合剤などに利用されています。)      

【技術情報】ゼラチン・PVA複合ナノファイバートを作製しました②

前回作製したゼラチン・PVA複合ナノファイバーシートよりも、ゼラチンの比率を約5%上げることに成功しました。さらに比率を上げられるように、引き続き実験を行っていきます。(PVAは洗濯のりやコンタクトレンズの装着材、錠剤の結合剤などに利用されています。) ゼラチン(牛骨) PVA(EG-22P)x1000               ゼラチン(牛骨) PVA(EG-22P) x10000 ゼラチン.PVA複合ナノファイバー そのほかの紡糸実績はこちらからご覧になれます >>>&g≫続きを読む

【技術情報】ゼラチン・PVA複合ナノファイバートを作製しました①

以前作製した他のゼラチン複合ナノファイバーシートよりも、ナノファイバーシートに含まれるゼラチンの比率を4~8%上げることに成功しました。さらに比率を上げられるように、引き続き実験を行っていきます。 (PVAは洗濯のりやコンタクトレンズの装着材、錠剤の結合剤などに利用されています。

【論文】マイクロ流体燃料電池の陰極としての電界紡糸されたCNxナノファイバーの応用

インド工科大学デリー様(IIT Delhi)と東洋大学様の共同研究で、ナノファイバーの電界紡糸に当社のNANON-04を使用していただきました。 論文をご提供いただき、厚く御礼申し上げます。 <概要>我々は、エレクトロスピニング(電界紡糸)技術を用いて、窒化炭素(CNx)ナノファイバーをマイクロ流体燃料電池(MFC)の陰極触媒として利用することに成功した。MFCの陰極触媒としてのCNxナノファイバーの電気化学的測定を研究し、PtおよびAu陰極と比較した。燃料としてギ酸、酸化剤としてKMnO4、支≫続きを読む

【論文】心筋梗塞治療のための多層繊維シートによる心臓組織の開発!

大阪大学大学院 医学系研究科、心臓血管外科の劉莉 特任准教授・李俊君 特任助教が動的灌流を利用した三次元多層繊維状足場を開発し、その上に約2000万個のhiPSC由来心筋細胞(CM)を一度に播種し、厚さ1mmの生存可能な組織に組織化することに成功されました。 概要と論文をご提供いただき、厚く御礼申し上げます。この開発には、当社のNF-103を使っていただきました。 <概要>人工多能性幹細胞(hiPSC)由来の心臓パッチは、心筋梗塞の治療に広く用いられており、臨床応用≫続きを読む

【技術情報】酢酸セルロースナノファイバーシートを作製しました。

酢酸セルロース(アセチルセルロース)は、セルロースを原料として作られ、環境にやさしく生体に対しても安全性の高い物質です。また、耐候性にも優れ直射日光に長期間晒されても劣化しにくいです。 参考文献:1.Omollo E, Zhang C, Mwasiagi JI, Ncube S. Electrospinning celluloseacetate nanofibers and a study of their possible use in high-efficiencyfiltration. J≫続きを読む