製品紹介

【電子機器】UL1007とUL1015の違い / ハーネス製作1本から承ります!【耐熱ビニル電線】

2024年4月16日

こんにちは!電子機器営業部です。
前回の記事では【メック製の加工ケーブル/LVDSケーブル/フラットケーブル】をご紹介しました。

今回は耐熱ビニル電線にクローズアップしたメックのハーネス製作についてご紹介します。

UL1005とUL1017の違い

広く様々な用途で使われるビニル電線ですが、UL規格に基づいて製品が販売されています。さて当社でもよく使用しているこちらの電線たち。

メック社内のUL1007ビニル電線(AWG#18)

こちらはすべて【AWG#18】の耐熱ビニル電線です。カラフルな色ですがどれも同じ芯数・同じ太さとなっています。

さてこちらはどうでしょうか…。

メック社内のUL1015とUL1007ビニル電線(AWG#18)

この2本の内、右側の黄色の電線は先ほどのカラフルな電線と同じ【AWG#18】の1本です。左側の緑と黄色の被膜の電線も同じ芯数をもつ【AWG#18】の線なのですが少し太く見えませんか?

実はこちらがUL1007とUL1015のわかりやすい違いとなっています。

ずばり【被膜の厚さ】です!!

UL1015のビニル電線の方が被膜が厚くなっているので中身の芯数が同じでも見た目上は少し太くなっています。

UL1007とUL1015ビニル絶縁電線の比較表

UL1007UL1015
耐熱温度80℃105℃
定格電圧300V600V
用途一般的な内部配線
(コンピューター、家電製品など)
高電圧環境
(モーターや変圧器配電盤など)

見た目上は被膜の厚さが違うだけですが、耐熱温度や定格電圧が違うのでこのように活躍する場所が変わってきます。

耐熱ビニル電線ハーネス加工

主に一般信号用として広く使われている耐熱ビニル電線の加工品です。

メックでは主に共和のミリオン電線シリーズ(主にUL1007・UL1015)を使用しています。

コネクタはヒロセ電機、JST(日本圧着端子)、モレックスなどを主に使用することが多いです。

開発用や試作用の線材など1本からご用命ください

メックでは当社製品に使用しているハーネス以外にも、線材加工を承っております。

メーカー規格品名AWG
共和UL1007
UL1015
耐熱ビニル電線#16
#18
#24
緑、黄、青、赤、橙、白、黒、灰、茶、紫
メックの耐熱ビニル電線 標準在庫品の一例

【開発や試作段階で1本だけ欲しい】
【ロットが少なくて他社で注文できなくて困っている】など

お困り事があればぜひお問合せください。

コネクタに関してもご希望等があればヒロセ電機、JST(日本圧着端子)、モレックス以外もお気軽にご相談ください。

お問合せお待ちしております。

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