IoTセンサー

【IoTセンサー】防災・減災に役立つIoTセンサー開発の原点

2025年1月15日

新年早々、九州では珍しい積雪も見られました。

一般的に「自然災害」は初夏から秋にかけてが多いと言われています。特に当社のある九州は積雪の少ない地方ということもあり、冬は災害が比較的少ないイメージなのですがいかがでしょうか。

今回は当社が防災・減災のために開発・販売している「つたエール」シリーズの開発の原点についてお話します。

IoT防災センサー「つたエール」

当社の「つたエール」シリーズは、道路の冠水崖くずれ停電などを検知するセンサーとIoT技術を使って防災や減災のための遠隔監視システムを実現します。

電池式の電源を採用しているため、設置やメンテナンスがとても簡単で、低コストの導入しやすい製品です。

現在のラインアップ

「つたエール」の開発秘話

現在、防災や減災のためのIoT防災センサーとして展開をしている「つたエール」ですが、実は「廃校になった農業高校」から始まりました。

当時アグリ関係の開発をしていたご縁から、その廃校となってしまった農業高校の農業用ハウスをお借りすることになり、温度や湿度、また二酸化炭素の自動制御をおこなう実験を始めたということがきっかけとなりました。(残念ながらこちらの製品化は実現しませんでしたが)

その後、九州では未曽有の災害が続いたこともあり、自治体さまや地域の方々からのご要望をいただき防災に関するIoTセンサーの開発へとシフトしていきました。

IoT防災センサー「つたエール」実用例

「つたエール」シリーズの実用例を一部ご紹介いたします。

冠水センサー「冠水つたエール」

写真は、福岡県朝倉市のため池に立てたポールに取付けて、水位の監視をおこなっている「冠水つたエール」です。

増水時に近寄ると危険な貯め池の水位を遠隔で24時間監視しています。

暑さ指数センサー「暑さつたエール」

こちらは暑さ指数センサー「暑さつたエール」の取付例です。

1~50の範囲で表示される暑さ指数を測定し管理者へメールでお知らせする仕組みです。 学校の体育の授業や部活動、作業環境の厳しい工場や農業の現場など様々な場面でお役立てていただけます。

小学校での活用例

「暑さ指数」で暑さを見える化するだけでなく学校や自治体レベルで基準を設定し、設定した基準を超えた場合にすぐにメールで知ることができます。

防災・減災ソリューションを提供します

当社のIoT防災センサー「つたエール」は地域住民を守る自治体職員の方々や多くの命を預かる教育現場の方々などの負担軽減のための「災害リスクの遠隔監視システム」をご提供しています。

デモ機の貸出しもおこなっています。操作方法やご不明な点など、何でもお気軽にお問合せください。